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プロフェッショナル 専門講座

照明コンサルタント コース


*本コースは、光の教室-プロフェッショナル 照明理論講座を修了した方を対象としております。
そのため、一般募集はしておりません。


これからの照明営業には、照明コンサルティングのスキルが必須です。
正確でわかりやすい提案を行うことがこれからの照明ビジネスの鍵となるからです。
それは何故でしょうか・・・


まず、汎用性のある商品、つまり他社でも同じような商品を扱っている場合、その技術仕様や特長にあまり大きな違いはなく、お客様に自社製品の優位性を強く印象付けることは難しくなります。
すると自ずと、価格で競い合うようになってしまいます。
しかし値段をどこまでも下げ続けることはできませんよね。
ですから、競合する他社との違いは、代わり映えのしない技術仕様や価格といった『数字』ではないもので示さなければなりません。
例えば、お客様の使用状況に合わせた製品選びや使い方の提案、きめ細やかなサポートをするといった専門的なサービスを行うようなことです。
場合によってはお客様が持っている疑問にお答えするようなこともあるかもしれません。
このような、情報を提供し、そこにあなたの会社の商品やあなた自信の価値を認めていただくことが大切になってきます。

一方、オンリーワンの商品を販売している場合、カタログや技術資料をお見せしたところでお客様にはその商品の特長は上手く伝わらないでしょう。
もしかしたら、商品を直接ご覧頂いても本当の価値はなかなかお分かりいただけないかも知れません。
唯一無二の商品だから一人勝ちできると思ったら大違い。
実は、比べる対象があった方が選びやすい、という方は多いのです。
この場合には、その製品のもつ本質的な価値を、お客様が理解されるような方法できちんとお伝えすること、そして、その商品をその空間でどのように活用するのかをご提案することが重要です。

このように、照明ビジネスを行うためには、商品、お客様、使用する空間、それぞれに合ったご提案をすることが必要です。
そして、この照明提案を行うために必要なのが、照明コンサルティングのスキルです。



照明コンサルティングのスキルとは…

照明コンサルティングを行うにあたり、大切な要素は二つあります。
それは「照明理論」と「コミュニケーション」です。

照明理論の知識が大切であることは言うまでもないでしょう。
光そのものを見ることはできません。ですから、空間の光の状態を認識するためには、光の性質と光の振る舞いを熟知している必要があるのです。目で直接捉える事ができないからこそ、光の状態を認識するためには、理論の裏付けが不可欠なのです。光の本質を完璧に理解していなければコンサルティング実務を行うことは難しいでしょう。
さらに、コンサルティングは現場で光の状態を確認し、場合によってはその場でご依頼主に状態をご説明したり提案をすることも度々あります。そのような時には、照明理論がいつでも自在に活用することができる状態でなければなりませんよね。用語は知っている、でもそれがどのようなことかはテキストを見ながらでなけれは説明できない、というのでは困ります。少なくとも照明のテキスト一冊分の知識は頭のなかに入っていて、いつでも、どの部分でも引き出せるようにしておきましょう。

また、照明コンサルタントにはコミュニケーションのスキルも大切です。
コンサルティングは相手の訴えを理解し、アドヴァイスを的確に伝えなければなりません。ですからコミュニケーションの技術が大切なのです。これは、信頼されるコンサルタントであるためには不可欠の要素です。
それでは、信頼される照明コンサルタントのコミュニケーションとはどのようなものでしょうか。それは、相手にとって分り易い表現で、正確、確実に伝えることです。
このような「伝える技術」も、この講座で学び、しっかりトレーニングいたします。

さてここで、相手にとって分かり易い表現とするためには、
 ・専門用語を使わない
 ・相手が理解できるような言葉使いや言い回しをする
ということが何より大切です。
しかし、これがなかなか難しいところなのです。一旦照明理論を学習してしまうと、どうしても、専門用語や業界用語を使ってしまいがちです。もちろん相手が同じ業界の人間であれば問題ないでしょう。でも、コンサルティングのご依頼主は、多くの場合、照明のことは殆どご存じない方ばかりです。ご依頼主が理解できる、納得される説明をするためには専門用語は避けなければなりません。



学習のポイント

専門用語を使わず、相手が理解できるような言葉使いや言い回しをするためには、照明理論(用語や定義、法則、現象など)を“自らの言葉で言い表す”トレーニングが必要です。ですから照明理論を学習するときに、用語や定義をテキストに書かれている表現通りに暗記していたのでは、このようなことはできませんよね。照明理論の学習は暗記ではなく理解。必ずこれを実践してくださいね。



この講座を受講するとこのようなことができるようになります。

□ 空間の光の状態を読み取る
□ 空間の光の状態を分析し、正確に把握する
□ 空間の照明の問題点を指摘する
□ お客様の光の悩みを正確に聞き取る
□ 論理的思考が身につく
□ 問題の解決策を導き出す
□ その空間に相応しい照明環境を提案する
□ 光の状態を正しく、理解されるように伝える



カリキュラム 

照明コンサルタントコースのカリキュラムは、2ステップで構成されています。

step 1 照明コンサルタント理論 レクチャーとトレーニング
 ・照明理論を正しく活用する方法
 ・疑問や問題の解を自ら導き出す
 ・相手が理解できるように適切に説明する
これらのことを、レクチャーとトレーニングの繰り返しで確実に身につけてゆきます。

 第1回  照明理論を自在に使いこなすトレーニング
 第2回  光環境を分析・解釈する
 第3回  光の状態と見え方、感じ方の関係を照明理論に基づき分析する
 第4回  照明コンサルテーション(プレゼンテーション)テクニック
 第5回  照明コンサルテーション(プレゼンテーション)実習


step 2 実践
講義終了から半年間、無償でコンサルテーション(プレゼンテーション)のアドヴァイス&サポートをいたします。
コンサルティングを実践する中で、例えば
 ・このお問合せに対して、このような回答で良いのだろうか?
 ・どのように説明したら良いのか、今ひとつ自分の方法に自信が持てない
等の場合にご相談ください。内容に応じアドヴァイス&サポートをいたします。



受講対象

 ・照明メーカーあるいは照明機材販売会社の営業
 ・照明メーカーの企画(販促、プロダクトマネージャー など)