光の教室

《お申込み受付中》


照明デザイン講座

昨年秋、当講座はリニューアルし、基礎編と実践編に分かれました。
2019年、基礎編は東京ばかりでなく名古屋、大阪でも開催。
実践編は3月28日(平日コース)、3月30日(週末コース)に東京で開講します。



照明デザインに必要な知識とスキルをお伝えします

『光の教室-照明デザイン講座』は、照明デザインに必要な知識を学び、スキルを身につけることができる講座です。

特に、このような悩みやご要望を持っている方にご受講頂きたいと考えています。

□ 照度レベルは基準にあわせてプランしたのに実際の空間が明るくない

□ CGパースで作った照明プランは良い雰囲気だったのに完成後「暗い」「見えづらい」と言われた

□ どのようにしてプランをしたら良いのかわからない

□ 自己流、見よう見まねで照明計画をしている

□ 照明プランをお客様にどのように伝えればよいのかわからない

□ 人に寄り添った照明環境をプランしたい

□ 提案営業で実績を上げたい照明メーカーの営業職、あるいは企画職の方



照明デザインとはどのようなことを行うのでしょうか

おしゃれなデザインの照明器具をレイアウトすること?
光を使って空間を素敵に演出すること?

確かに、最終的にはその空間のイメージに合った照明器具を選び、美しく心地よい雰囲気の空間になるように仕上げます。
しかし、そこに行きつくまでのプロセスでは、決して、照明器具のデザインや演出効果のことばかりを考えているのではないのです。

照明デザインとは、光を構築することによって空間の照明環境を創ること。

・物を見るのに適切な光が照射されるか
・作業がしやすい照明環境になるか
・不要な影が現れないか

様々な事柄を考慮して、その場の目的や使用条件に適した光の状態を創り上げてゆくのです。

この際に必要となるのが、光そのものに関する知識と光をどのように扱うのかという考え方。

光の教室-照明デザイン講座では、このような『光の本質を基にした照明デザイン』のために必要な知識を総合的に知ることができるのです。


この講座を作った理由

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こんにちは。
光の教室 主宰の立川敦子です。

なぜ、照明デザインに特化した講座を開発し、開講することにしたのか。
その理由をお話しさせてください。

私の講座を受講してくださっている方や会合などでお目にかかった方と照明のお話をする度、照明デザインの基本的な考え方やメソッドはまだまだ知られていないということに気付かされてきました。

しかも、そのようなことを教えてくれるところも、記したものもない。

例えば、私は、照明デザインを体系的に著した日本語の書籍や書物を見たことがありません。
照明デザインを扱ったものといえば、照明のテキストとか建築やインテリアの専門誌の特集、照明空間を扱った写真集などに掲載されている事例くらいではないでしょうか。

そこには、デザインの意図とかコンセプトの説明、配灯図、照明設備のデータ、時にはスケッチやパース、照度分布図などが添えられていることもあります。

照明デザインを学びたいと思っている方、あるいは実際に仕事を始められたばかりの方も、このような事例の数々を参考にしているのではないかと思います。

でも、果たして、そんな数カットの写真や数行の説明文、配灯図、照度分布を見ただけで、照明デザインができるようになるものでしょうか?

私は否だと考えます。

例えば、景観照明であれば、写真やちょっとした説明やデータでも参考になるはずです。
天井や壁、床、あるいは設置されたオブジェとか木々などの、物へ照射する光、
あるいは紙や布などを透過する光のように、
視覚的に認識できる光を構成することで表現できる照明計画であれば、十分参考になることでしょう。

しかし、空間に存在する光の状態をデザインするのであれば、それは無理です。
なぜなら、そのような光は写真には写り込むことがありませんから。
実際には、人が行き交ったり、何かの行動・行為のために整えられるべき空間の光は写真には写りません。

また、ときどき
「◯◯の照明デザインの仕方を教えて下さい」(◯◯には業種名が入ります)
というご質問をいただくことがあり、困惑します。
だって、業種によって決まった照明計画の方法とか、パターンのようなものは無いのですから。

思い出してみてください。
同じ業種のお店の照明プランはみんな同じでしたか?
お店、あるいはブランドによって違いますよね。

照明デザインはパターンで創り出されるものではないのです。

パターンにあてはめたり、どこかの事例を手本にして表面的に手法を模倣したところで、出来上がったプランは「ある条件におけるひとつの答え」を示したに過ぎません。
それでは本質的に照明をデザインしたことにはならないと思うのです。

ここに、私が照明デザインの基本的な考え方やメソッドをレクチャーしなければならないと考えた理由があります。

空間の目的や行動・行為のために最適化された光とはどのような状態なのか、
どのようにしてその状態を作るのか、
どのようにしてそれを伝えるのか。
そしてそれ以前に、何をもって最適な光とするのか、その根拠はどこから得るのか。
何を、どの順番で、どのような方法でまとめてゆけばよいのか。

照明デザインを志す多くの方が知りたいことは、このようなことではないでしょうか?
その鍵となるのが、光・照明に対する論理的な思考を基にした照明デザインのメソッドです。

このメソッドは、以前勤務していたドイツのランプメーカーOSRAM社で学んだものです。
それは「照明デザインを光から発想し、光で空間を構築する」という手法です。
きちんと身につけると、どのようなプロジェクトにも応用がきくのが特徴です。

私は、このメソッドを様々なプロジェクトで実践し、ブラッシュアップしてきました。

このメソッドに基づいて行ったデザインでは、
クライアント様からは
・デザインの意図が明確である
・光の状態がわかりやすい
というご評価をいただきます。

また、光の教室修了生や同業の仲間と開く勉強会で、プロジェクトの報告を行うと、
・思考のプロセスが明快
・設計が緻密
・光の影響を深く考察している
という評価、意見が寄せられます。

照明デザインを学びたい方、
自信を持って照明デザインを提案したいと考えている方、
照明デザインを志す全ての方に、この照明デザインを光から発想し、光で空間を構築するメソッドをお伝えしたい
これが当講座を開発した理由であり、開催する目的なのです。


照明メーカーの営業や企画職の方にも受講していただきたいと考える理由

ここ数年考えるようになってきたのですが、照明メーカーの、例えば営業や企画のお仕事であっても、照明デザインのスキルが必要になってきていると思うのです。

お客様が照明を購入する目的は何か?
それは、
・空間に調和した素敵な雰囲気で過ごしたい
・お店に展示する商品を魅力的に見せたい
・仕事がしやすい環境を整えたい
といった、それぞれに希望される(照明)環境を創るためです。

お客様が照明を購入する目的は、望みの環境を創ること。
照明はそれを実現するための手段にすぎません。

だから、照明メーカーは「もの(=商品)」を企画し製造、販売することを目的とした企業ではあるけれど、お客様の目的や希望を叶えるためには「もの」を販売することで意識が止まっていてはだめだと思うのです。

お客様が照明を購入する目的が望みの環境を創ることである以上、「もの」によって
・どのような照明環境が創られるのか
・どのような生活、活動ができるのか
まで見据えて商品の企画をしたり、提案をすることは必須でありましょう。

製品スペックやデータ、デザインをアピールしたところで、お客様が必要とされる情報をみたすことはできません。
照明ビジネスでは
「もの」を作ること
「もの」を売ること
が目的ではないのです。

このようなことから、営業や企画のお仕事であっても、照明デザインのスキルが必要になってきていると考えるているのです。


カリキュラム

講座は、基礎編と実践編で構成されています。
両方でも、片方でもご受講いただけます。

また、お一人お一人に細かい対応ができるようにするため、当講座は少人数制で講義を行なっています。

《基礎編》

照明デザイン、プランニングの基本となる大切な3つのことをお話しします。

●照明デザインを行うためのマインドセット
まずは、照明デザイン、照明のプランニングとは何をすることなのかを明確にします。

照明デザインは空間の光の状態を作り出すことです。
照明デザインとは、
・配灯図面を作成することではありません。
・照明設計ソフトを使って照度分布図を作ることでもありません。
・CGでイメージ画を描くことではありません。

では、何をするのか、
何を頼りにデザインワークを始めるのか、
そんなお話しをいたします。

●照明デザインの価値
照明デザインがどのような価値を提供できるのか、その可能性についてお話しします。

・空間のイメージに合った照明器具をセレクトして適切にレイアウトすること
・オブジェを印象的に照らすこと
・インテリアにアクセントを与えること
照明デザインの価値はそのような表面的なことばかりにとどまらないのですよ。
では一体何ができるのか?

「えっ、照明でそのようなことができるの!?」
ご提案する度にいつも驚かれる、講師が手がけた事例をご紹介しながらお話しします。

●照明デザインのプロセス
まさか、いきなり
・照度レベルを決める
・カタログを開いて器具選びを始める
などということはしていませんよね!?

照明デザインは、きちんとプロセスを追って考えてゆくことが大切です。
このプロセスが身につけば照明デザインがやり易くなり、お客様に理解していただきやすいプランができるようになります。


*講義は1回(2時間)です。


《実践編》

照明デザインを行うために必要な知識とテクニックを3ステップで学びます。

ここで学ぶことは、商業施設やオフィスなどの施設や住宅など、どのようなプロジェクトの照明プランにでも応用できるスキルです。
(全5回)

Step 1 光のインテリジェンス[第1回、第2回]
照明デザインを行うためには必須となる照明理論と知識を学びます。

それは、
・素材となる光そのものの性質、特性、振る舞い(第1回)
・人間はどのように光の情報を受けるのか(第2回)
ということ。

これらの事柄は、
・光にどのような価値を与えるのか
・光にどのような機能をもたせるのか
を決定するにあたり重要な要素になります。


Step 2 照明デザインテクニック[第3回、第4回]
空間の照明環境を構築する方法を学びます。

まずは、様々な光の表情を学びます。
光は何かに照射されたとき、視覚的に捉えることができます。
その際、照射した光の状態や照らされたものの材質、形状、質感によって、光の表情は異なります。
このような光の表情の違いを、事例を用いながら分析します。

そして、光で空間を構築するための構想の仕方、考慮すべき要件を学びます。(第三回)

さらに、構想した光の状態にあわせて光源の条件や照明器具を決定する方法を学びます。
このとき、光源、照明器具の詳細なデータの読み方、分析の仕方もあわせてレクチャーします。

また、デザインワークを効率よく、かつ確実にすすめるためにプロが行っている照明計算の方法もお教えします。(第4回)


Step 3 エクスプレッションテクニック[第5回]
空間に存在する光は、直接目で見ることができません。
しかし、照明デザイナーはこの光の状態を計画し、それを的確に伝えるスキルが必要です。

まずは、光のコンセプトの作り方を学びます。
・どのようにして光に意味や想いを込めたら良いのか
・何を手がかりにコンセプトをつくってゆくのか
を考えます。

そして、光の伝え方を学習します。
照明計画では、配灯図面や照度分布図、CGなどを制作します。
しかしこれらは空間の光の状態を表したものではありません。
ですから、これらを見せたところでお客様には照明デザインの意図や価値を正確に伝えることはできないのです。

ここで必要となるのが、光の状態を言葉で表現するスキルです。
論理的、かつ客観的な表現で、相手にわかるように光の状態を伝える。
この方法をレクチャーします。


*さらに、修了後に希望者には照明デザインサポートプログラムがあります。
詳細は講座のなかでご説明します。


無期限でサポートします

『光の教室』はフォロー体制も万全です。
講座が終了してからも、いつでも講義内容についての質問をしていただくことができます。
「人間は忘却の生き物」 といわれます。
だから、復習しているときに「あれっ、どういうことだったかしら…?」ということがあっても不思議はないのです。
このように「分からなくなった」あるいは「忘れてしまった」ことがあったら放置してはいけません。
必ずすぐに質問をして、その場でしっかりと理解してください。
あなたが照明理論を確実に身につけるまで、無期限で完全にサポートいたします。


テキスト

『光の教室』ではメインテキスト(実践編)とテキストノート(基礎編/実践編)、二本立ての教材構成で講座を進めてまいります。

新・照明教室 照明の基礎知識 中級編(実践編)

R0010576.JPG照明学会 普及部が発行している照明学習の参考書です。
照明理論や照明設計の基礎など、実務に必要な照明知識がコンパクトにまとめられています。

テキストノート(基礎編/実践編)

R0010568.JPG光の教室オリジナルで編集されたテキストノートです。
メインテキストの記述だけでは理解が難しいようなことや(実践編)、補足しておきたいような事柄、講師が実務で得た知識やスキルをわかりやすく綴っています。

講座概要

《基礎編》

■日程
 2019年 2月14日(木) 14:30~16:30 東京
 2019年 2月16日(土) 13:30~15:30 東京
 2019年 3月 5日(火) 14:30~16:30 東京
 2019年 3月 9日(土) 13:30~15:30 東京
 2019年 3月13日(水) 10:30~12:30 名古屋
 2019年 3月14日(木) 10:30~12:30 大阪
 2019年 5月18日(土) 10:30~12:30 名古屋
 2019年 5月19日(日) 10:30~12:30 大阪
 *いずれも同じ内容です。

社会情勢等により、やむを得ずスケジュールの変更を余儀なくされる場合があります。予めご了承ください。

■定員
 各回 8名(先着順)


■受講料
 12,000円(税別)
 *受講料には資料および教材費が含まれます。
 *お申込み後に事務局からお送りする「受講料お振込みのご案内」送信日より7営業日以内にお振込みをお願いいたします。


■会場
 東京都内 (お申し込み頂いた方にお知らせいたします)


■講師
 立川 敦子 (at light laboratory 代表)
 LinkIcon講師プロフィールはこちら


■お申込み方法
 (1) こちらのサイトよりお申し込みください。

2019年2月14日 照明デザイン講座 基礎編(東京) に申し込む

2019年2月16日 照明デザイン講座 基礎編(東京) に申し込む

2019年3月5日 照明デザイン講座 基礎編(東京) に申し込む

2019年3月9日 照明デザイン講座 基礎編(東京) に申し込む

2019年3月13日 照明デザイン講座 基礎編(名古屋) に申し込む

2019年3月14日 照明デザイン講座 基礎編(大阪) に申し込む

2019年5月18日 照明デザイン講座 基礎編(名古屋) に申し込む

2019年5月19日 照明デザイン講座 基礎編(大阪) に申し込む

 (2) 「お申込み確認メール」にて、申し込み手続きに関するご案内をさせて頂きます。

 (3) 受講料のお振込みをもってお申し込みは完了です。



《実践編》

■日程
【平日コース】 
2019年 3月28日(木) 第1回 光の本質(光の性質/測光量/光による色彩表現)
2019年 4月 9日(火) 第2回 光と人の関係(視覚機能/照明心理)
2019年 4月23日(火) 第3回 空間を光で構築する方法(光の表情を知る/光のイメージの仕方)
2019年 5月 7日(火) 第4回 照明プラン術・プロフェッショナルテクニック(光源と器具の選択/レイアウトテクニック/効率よくデザインを行うための照明計算術)
2019年 5月21日(火) 第5回 コンセプトメイキング・光の伝え方(照明コンセプトの作り方/光の状態を言葉で表現する)

【週末コース】 
2019年 3月30日(土) 第1回 光の本質(光の性質/測光量/光による色彩表現)
2019年 4月13日(土) 第2回 光と人の関係(視覚機能/照明心理)
2019年 4月27日(土) 第3回 空間を光で構築する方法(光の表情を知る/光のイメージの仕方)
2019年 5月11日(土) 第4回 照明プラン術・プロフェッショナルテクニック(光源と器具の選択/レイアウトテクニック/効率よくデザインを行うための照明計算術)
2019年 5月25日(土) 第5回 コンセプトメイキング・光の伝え方(照明コンセプトの作り方/光の状態を言葉で表現する)

 *各回とも 13:30~16:30(3時間)です。

社会情勢等により、やむを得ずスケジュールの変更を余儀なくされる場合があります。予めご了承ください。

■定員
 各回 6名(先着順)


■受講料
 105,000円(税別)
 *受講料には資料および教材費が含まれます。
 *お申込み後に事務局からお送りする「受講料お振込みのご案内」送信日より7営業日以内にお振込みをお願いいたします。


■会場
 東京都内 (お申し込み頂いた方にお知らせいたします)


■講師
 立川 敦子 (at light laboratory 代表)
 LinkIcon講師プロフィールはこちら


■お申込み方法
 (1) こちらのサイトよりお申し込みください。

2019年3月28日開講 照明デザイン講座 実践編【平日コース】に申し込む

2019年3月30日開講 照明デザイン講座 実践編【週末コース】に申し込む


 (2) 「お申込み確認メール」にて、申し込み手続きに関するご案内をさせて頂きます。

 (3) 受講料のお振込みをもってお申し込みは完了です。


お問い合せ

 どのようなことでも結構です。
 どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
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 ☎ 03-5888-4904
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