光の教室

《お申込み受付中》

基礎から応用まで1日で学ぶ
住宅プランナーのための
1 Day 照明セミナー


*開催日に変更があります:8月1日→8月6日、9月6日→9月10日



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こんにちは、
空間照明デザインと照明コンサルティングの事務所
at light laboratory 代表の立川敦子です。

はじめに少し私のプロフィールを紹介させてください。
私は大学で照明工学を学び、卒業後はドイツのランプメーカーOSRAM(オスラム)社に入社しました。
ここでは一般照明ばかりでなく様々な産業、用途のランプを扱っており、仕事を通じて、光とは何かということから光の活用、応用技術など、『光』を徹底的に学ぶこととなりました。
またこの間、OSRAM社の照明デザイン事業を日本で展開することになり、
「光から発想し、光で空間を構築する照明デザインメソッド」
を学び、数々のプロジェクトで実践してまいりました。
その後2002年2月に独立し当事務所を設立、現在に至っています。

私が独立して事務所を設立したときに掲げたミッションは、
「良質な照明環境を創造すること」 です。

そしてその活動は、私自身が「良質な照明環境を創造」するばかりでなく、
「良質な照明環境を創造」したいと志しておられる方々をサポートすることも含まれます。

多くの人々にとって長い時間を過ごすことになる住まい、
その照明環境は殊に良質なものであるべきだと考えています。
住宅の照明環境を創造する担い手となる方々をサポートしたい、
そのような想いからこのセミナーを開講することにしました。


こんな経験はありませんか?

パウダールームの照明に演色性の良い白熱電球を提案したところ、
「白い光の方がお化粧しやすいから、違う照明にしてほしい。」
とお施主様に言われてしまった。

実は、プランナーさんご自身も薄々感じていたことかもしれません。
(あ、男性だとちょっと分かり辛いかも…)

白熱電球と白い光(LEDか以前だったら蛍光ランプ)の演色性を比べると、
白熱電球の平均演色評価数(Ra)は100、
それに対し、住宅のLEDや蛍光ランプの平均演色評価数はせいぜい80~90の間くらい、
白熱電球の方が高いことは明らかです。

なのに、お化粧の際には白い光の方が肌の色のチェックがしやすかったり、アイシャドウやチークの色のノリがわかりやすかったり…
さて、これは一体どういうことなのでしょう?


プランナーさんのお悩みの原因

ありがたいことに、当事務所が開催するセミナーには、住宅のプランニングのお仕事をしている方にもお越しいただいています。
その折、照明について日頃疑問に思っていることを質問されたり、困っていることをご相談いただくことがあります。

そんな疑問や相談ごとをお聞きするうちに、ある共通点に気づきました。
それは、言葉の端々に

「自分の知識が足りないのではないか」
「もっとたくさんのことを勉強しなければ…」

というご自身をちょっと卑下されるような、焦っておられるような感じを受けるのです。
もちろん、皆様とても謙虚でいらっしゃることは言うまでもありません
でも、あまりに謙虚過ぎる仰り様なのが気になってならないのです。


現在のお仕事に就くまでに、皆様、照明の勉強を一通りされてきています。
お話を伺うと、学ばれた範囲は十分だと思います。
それに加えて、セミナーや講座に参加して熱心に学ばれている方もいらっしゃいます。

それなのに、これだけ学んできているにも関わらず仕事をする上で疑問を抱えたり、自分には知識が足りないと思ってしまわれるということは、やはり何か問題があるのだろうと思うのです。
それは何だろう…


お話しするうちにわかってきたのは、このように悩まれるのには原因が二つあるように思うのです。

第一の原因は「照明の学び方」
そして第二の原因は「それぞれの項目(情報)の深度が浅い」
ということ。


こんなはずではなかった

恐らく、最初に照明の勉強をしたときに思われたはずです。

「何でこんなことを知らなくてはいけないのかしら?」
「これが何の役にたつのだろう?」

こんな疑問やわだかまりを持ちつつ、テキストに書かれた定義や文言を頭に叩き込んだ、という経験をした方がいらっしゃるのではないでしょうか。


光はきれい。
照明が好き。
仕事に就いたらインテリアのテイストに合った照明デザインを選んで格好良くレイアウトし、素敵な空間を提案したい!

そこに、光束やら照度、色温度といった用語や定義がどう関わるのか、なぜ勉強しなければならないのかわからない。
自分が学びたい照明はそんなことではないのに…
初めの頃はそんな希望と現実の相違に悩まれたかもしれません。

しかしその後に、プロとしてもう一歩踏み込んだ提案をしようとするとき、自分のアイディアを伝えるのに今ひとつ自信がもつことができない。
目の前にある光の状態が今まで学んだ知識では説明できず戸惑う。

経験を積むにつれ、光や照明のことがだんだんわからなくなってきてしまって悩んでいる。
そんな方は多いのではないでしょうか。


照明は学びにくい

多分、照明理論は分かりづらいものだと思います。
文系の方にとっては特に。

その理由は、光は物理現象だから。
物理的な事柄は、書き言葉や文字で理解しようとしても無理があるのです。

これがお悩みの第一の原因「照明の学び方」です。

物理現象なのですから、まずはどのような状態なのかをイメージすることが大切です。
そして、その前後の原因と結果まで考察する。
このようにして理解してゆくのです。

間違っても、定義やテキストの文章を覚える、暗記するといったことをしてはなりません。
照明理論は言葉で覚えるものではないのです。

理系の人間にとっては当たり前の思考ですが、文系の方にとっては、ここを乗り越えることが難しいのかもしれません。


誰でも簡単に照明理論を理解する方法

「自分は文系だから、もう理解することはできないのかしら…」
そんな不安を持たれた方がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫ですよ。
誰でも簡単に理解できるようになります!

照明理論を簡単に、そして確実に(←ここ大事!)理解する方法、
それは『人から学ぶ』こと。
『話し言葉』で理解することです。
光、照明という物理現象をわかりやすく語ってくれる人に教えてもらうのです。

テキストの文章は、要点を簡潔にまとめていて、無駄なく端的に書き表されています。
その文章を覚えれば手っ取り早く学習したことになると思われるかもしれません。
しかし、むしろそれは逆効果。
無駄なく端的に書かれているために、どのような状態であるかといった情景の表現には乏しく、その文章からイメージをすることが難しいのです。

だから、わかりやすく現象や状態を語ってもらって正しくイメージすることで、誰でも容易に、そして確実に理解することができるものなのです。


テキストの内容だけでは足りない!?

平均演色評価数(Ra)は100の白熱電球よりも演色性の低い白い光の方が、お化粧のときの肌色チェックがしやすかったり、アイシャドウやチークの色のノリがわかりやすい。

この一見矛盾するような現象はなぜ起こるのでしょうか。
その理由は?
そして、それはどのように説明されるのでしょうか?


残念ながら、このような事象は、テキストを隅から隅まで読んでも出てきません。
また、一般的な照明の講義で学ぶ用語やそれらの定義に照らし合わせても、しっくりと納得することができません。

これがお悩みの第二の原因「それぞれの項目(情報)の深度が浅い」です。

照明のテキストに記されている用語や定義、事象などは、例えて言えば、水面にちょっと現れている氷山の一角のようなもの。
実は、水中では巨大な氷の塊であったり、隣の氷山とつながっていたりすることがあるのです。

そのため、用語や定義、事象などをそれぞれ別個のものとして認識していると、光の現象を理解することが難しくなります。


あっ、でも、だからと言って今までの学習に不備があったとは思わないでくださいね。

従来は、インテリアのテイストに合わせたデザインの照明器具を選択したり、経験則から得たセオリーに従って照明器具をレイアウトすることで、照明プランの役割は十分果たされていた時代があったのではないでしょうか。
このような仕事内容であれば、それほど多くの事柄や深い知識は必要ではなかったはずです。
だから、そこまで深く学ぶ必要もなかったのだろうと思います。


ただ、これからはその程度の知識では心許なくなることでしょう。
事実、当事務所の講座、セミナーにお越しになる方はそのように考えられているようにお見受けします。

確かに、最終的にはインテリアのテイストに合わせたデザインの照明器具を選択しますし、結果として今までとあまり変わりないレイアウトになってしまうこともあるでしょう。

でも、これから発売されるようになる照明器具やシステムは、従来にはなかった光の質や新しい機能を持っている可能性があり、多くの情報が行き来する現代では、照明に関心をお持ちのお客様から高度な要望がよせられるかもしれません。
すでにその事に気づき、新しい技術を理解する知識や、お客様に機能や価値、光の状態を伝えるスキルを身につけなければ、と考えておられる方もいらっしゃいます。

また、空間の光の状態を考慮した照明プランをしようとするときにも、十分な光の知識が必要になってきます。


住宅の照明プランを行う人のためのセミナー

そこで、プランナーさんのこのようなお悩みを解決することを目的とした照明セミナーをつくりました。
特徴は5つあります。


【特徴1】住宅の照明プランを行うために必要な事柄を深く学ぶ

照明理論の全容は幅広いものです。
そこで、住宅の照明プランを行うために必要な事柄に絞って内容を構成しました。
と同時に、詳しく知っておくべき事柄は深く、そして必要があれば、別な事象との相互関係も学びます。


【特徴2】事例を用いて学ぶ

理論だけを学習していても、それを活用できる知識にするのはなかなか難しいものです。
本セミナーでは事例を用いながら詳しく解説しますので、理論の活用の仕方や、事象の相互関係をしっかり理解することができます。
そこから、照明理論を使いこなす方法が分かってくるはずです。


【特徴3】学習に必要なのは1日だけ

お仕事をしている方にとっては、学習の時間を確保するのは大変なこと。
大切なこと、必要なことだとわかっていても、講義のために何回も通うのは難しいという方がほとんどだと思います。
そこで、このセミナーのために『1日だけ』スケジュールをあけてください。
実際には13時から18時までなので、半日と言った方が良いのかも…
いずれにしても、短時間でも必要なこと、大切なことはしっかり理解していただくことができます。


【特徴4】アフターフォローは無期限

セミナーが1日で完了するのは手軽でありがたいこと。
だけど、もしも後から講義内容をもう一度確認したくなったり、疑問が生じて質問したくなったらどうしましょう…

大丈夫、安心してください。
講義内容に関する質問やお問い合わせは無期限でお受けします。

また本セミナー修了後は、月1回の予定で勉強会(有料)を開催します。
新製品の情報共有、技術やプランニングに関する知識のブラッシュアップをするとともに、日々のお仕事の中から生じた疑問や質問をお受けして、共に考え学ぶ場を設けてまいります。


【特徴5】わかりやすい!

当事務所の講座、セミナーの後にいただくご感想の多くが、
「今まで曖昧だったことがクリアになりました」
「あぁこういうことだったのかと、目からウロコです」
というもの。

わかりやすい光の説明には定評があります。

それから、
「話がとても面白かった」
「もっと光のお話を聞いていたい」
というご感想も多くいただきます。
どうやら、当事務所のセミナーを受講すると、光を知ることがどんどん楽しくなるようですよ。


◎初めて照明の勉強をするという方にも最適です

プランナーの方々のために企画したセミナーですが、これから住宅のプランニングの仕事を始める方や、この仕事に就きたいと考えているという初心者の方にもおすすめです。


カリキュラム

住宅の照明プランに必要な照明理論をしっかり理解し、活用できるようにすること。
テキストには書かれていないけれど、目の前の光の現象を理解するためには必要な、ちょっと深い事柄も学んでゆきます。


[1]光のこと-光の本質/測光量

・光束、光度、照度、輝度、さてこの中で「明るさ」を表すのはどれでしょう?

この項では、まず、光とは何かという根本的なお話から始めます。
そして、各測光量(光束とか照度のことですよ)がどの過程で測った光の量なのかを解説し、それぞれの活用を学びます。


[2]色のこと-光と色彩

・光の色合いを温度の尺度で表すのはなぜ?
・同じ色温度の表記なのに器具(あるいはランプ)によって光色が異なって見えることがあるのはなぜ?
・演色評価数が高ければ高いほど色の見え方が良くなるのでしょうか?

光と向き合っていると、テキストで読んだ理屈と実際の間に何か違いがあるように感じられることはないでしょうか。
そうなのです。
光と色の間には、条件によって異なる定義や、もっと細かい尺度の付け方があるのです。
それが見え方や感じ方に大きく関わっているのです。

この項では、実際に点灯実験をしてどのように見えるかを確認しながら考察し、学んでゆきましょう。


[3]目のこと-視覚、目の機能

・シニア世代の目に優しい照明計画のポイントは?

光は物を見るために必要不可欠のものです。
人はどのようにして物を見ているのか、つまりそれは、どのようにして目が光の情報を得ているのかという仕組みを学びます。

そして、近年のリフォームの中心層であるシニア世代。
人間は加齢に伴い視覚機能が変化してきます。
その変化とはどのようなものか、照明プランはどのように対応すべきをレクチャーします。


[4]照明器具の選び方/使い方

近年の照明器具は、光の質や機能が多様化してきました。
これらの選び方、効果的な使い方、そしてお客様へどのように説明したらよいのかを、以下のポイントから学んでゆきます。

・演色性が高いことと好ましい演色との違い
・視覚機能を補うあかり
・調光調色の意義
・サーカディアンリズムと光


[5]照明プランのコツ

事例を用いながら[1]~[4]の事柄をどのように相互に関係させてプランしてゆくか、その考え方、プランの仕方をレクチャーします。

また実際の仕事では、そのプランをお客様に適切に伝えることが大切になります。
なぜそのようなプランになったのか、そのプランではどのような照明環境になるのかをわかりやすく説明する伝え方も学びます。
*ただ、このスキルを身につけるためには日々光の在り様を意識し、練習を重ねることが大切です。レクチャーを思い出しながら是非自主練習を続けてください。月例勉強会を活用して進捗のチェックやご相談をいただくのも学習の助けになるでしょう。


セミナー概要

■開催日
 2019年 7月11日(木) 《終了》
 2019年 7月21日(日) 《終了》
 2019年 8月 6日(火) *8月1日から8月6日に変更しました
 2019年 8月25日(日)
 2019年 9月10日(火) *9月6日から9月10日に変更しました
 2019年 9月14日(土)
 2019年10月 4日(金)
 2019年10月27日(日)
 2019年11月 1日(金)
 2019年11月10日(日)
 2019年12月 3日(火)
 2019年12月15日(日)

*13:00~18:00
 途中、休憩(おしゃべりタイムとも言います)をはさみます。
*社会情勢等により、やむを得ずスケジュールの変更を余儀なくされる場合があります。予めご了承ください。


■定員
 各回 6名(先着順)


■受講料
 28,000円(税別)
 *受講料には資料および教材費が含まれます。
 *お申込み後に事務局からお送りする「受講料お振込みのご案内」送信日より7営業日以内にお振込みをお願いいたします。


■会場
 東京都内 (お申し込み頂いた方にお知らせいたします)


■講師
 立川 敦子 (at light laboratory 代表)
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■お申込み方法
 (1) こちらのサイトよりお申し込みください。

2019年8月6日 セミナー に申し込む

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2019年9月10日 セミナー に申し込む

2019年9月14日 セミナー に申し込む

2019年10月4日 セミナー に申し込む

2019年10月27日 セミナー に申し込む

2019年11月1日 セミナー に申し込む

2019年11月10日 セミナー に申し込む

2019年12月3日 セミナー に申し込む

2019年12月15日 セミナー に申し込む


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