光の教室

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『光の教室』は照明の専門家のための照明講座です



こんにちは。
光の教室 主宰の立川敦子です。


『光の教室』は、照明の専門家のための照明講座です。
専門家としての理論の使い方と思考力、実践でこれらを活用する応用力を身につけることを目的としています。

ここで言う専門家とは、

 ・空間照明デザイナー
 ・照明コンサルタント

を対象としています。
これは、私の経歴にも重なるものです。



この講座を創った理由をお話しします。

それは、光の本質を捉え、それを教授する書籍や講習会、セミナーがどこにもないからです。

かつて私がもっと知りたいと願い求め、勤務していたOSRAM社(ドイツ)や三菱電機のエンジニア達にじっくりと教えていただいた光の本質。

 ・光の本質を知りたい
 ・光の本質に基づいた照明の仕事の仕方を知りたい

そのようなニーズを満たすコンテンツはどこにもありません。しかし、光の本質を知ること無しには、お客様の不満や疑問を解き明かすことも、多様な空間それぞれに最良の照明環境をデザインし提案することもできようはずもありません。

それほど大切なことなのに、光の本質を学ぶ機会がどこにも無いのです。


個々人が仕事を通じて自らひらめき感じ取って習得するより外なかったのです。ちょっと感の良い人ならば、自分で気付き身につけてゆくことができます。でも、残念なことに気づきの機会を逃してしまう方、忙しくて気づいてもちょっと立ち止まって考察する時間を持てない方も大勢おられます。


近年、多くの方が照明に興味を持ち、照明ビジネスに就いていらっしゃいます。また、照明の仕事を志して下さる方もたくさんいらっしゃいます。照明に関わる人が増えるのは喜ばしいことである一方、光の本質を知ることも、気づくことさえもなしにいるのはとても勿体無い残念なことだと考えるようになりました。照明業界全体でみれば、大きな損失になるとさえ思っています。

そんな業界の内情をみるうちに、「私が光の本質を学ぶ場を創れば良いのではないか」と思うようになったのです。

 ・大学時代に専攻した照明工学
 ・ランプメーカーで働くなかで習得した光の専門知識
 ・現場で実践する中から学んだスキルやテクニック

準備期間に1年間を費やしじっくりと内容を精査し、私の30年に渡る照明のキャリアを余すところ無く注ぎ込んだカリキュラムが出来ました。

このようにして、2005年春『光の教室』は開講したのです。




講座について

光の教室では、次の2つの講座をご用意しております。





空間照明デザイナー コース

どのような空間に対しても最良な照明環境を構築し、それを適切に提案する技術を学びます。
*この講座は照明デザイン業務に2年以上従事している方が対象です。


照明コンサルタント コース

空間の光の状態を分析してコンサルティングを行うための専門知識、相手に確実に伝える提案技術を学びます。




講師

at light laboratory代表の立川敦子が全ての講義を担当いたします。

大学では照明工学を専攻し、卒業後はランプメーカーに入社、
光を徹底的に学び、
光で空間を構築し、
光を教え、伝える
仕事を続けてきた光の専門家だからこそ行うことができる高いレベルの講義です。

■光を徹底的に学ぶ
ランプメーカーで創っているものは“光”。
そのため仕事では一般照明ばかりでなく、光学機器メーカーや電気機器メーカーなどからも寄せられる多様で微細な光のご要望にお応えしていました。
お目にかかってきたエンジニアのなかには、先端技術を開発するその分野では著名なトップエンジニアもいらっしゃいます。
照明工学を専攻したとはいえ生半可な知識では仕事にならず、とにかく死に物狂いで光の勉強をしました。
当時は大変でしたが、この頃の勉強が私の光の知識に幅と深みを与えてくれたのですから、この経験には大いに感謝しています。

■光で空間を構築する
勤務していたOSRAM社には
『我々が販売しているのは“光”である。ランプはそのパッケージにすぎない。故に、光源メーカーである我々こそが“光”の効果や使い方を利用者に提案する役割を担うべきなのだ。』
というフィロソフィー(理念)があり、ドイツの本社には、この考えのもとに照明デザインを行う部門がありました。
日本でこの事業を導入するにあたり私もそのメンバーに加わり、「照明デザインを光から発想し、光で空間を構築する」メソッドを学び、実際に様々な物件のなかで実践してきました。
このメソッドで照明計画をしてお客様にプレゼンテーションをしてみると、提案したプランはほぼそのまま通ります。
「照明デザインを光から発想し、光で空間を構築する」ことは合理的で確実な照明設計手法であると同時に、提案を受ける側にとっても理解しやすいのだと実感しました。

■光を教え、伝える
今まで20年以上にわたりおよそ1000人の社会人や学生に“光”のレクチャーをしてきました。
この経験から、講義内容はどなたにでも確実に理解できるように研究し工夫されています。
またそれぞれの理論がどのような実務に反映されるかがわかるような講義内容になっていますので、特に社会人の受講者からは分り易く実践的で実績アップにつながるとのご評価をいただいております。
また一般の方に向けたセミナーも開催し、ちょっと深い光の見方、楽しみ方を説きながら光の魅力や面白さをお伝えしています。

profile

立川敦子(照明コンサルタント)
at light laboratory 代表
照明の専門家のための照明講座-光の教室 主宰
工学院大学電気工学科 照明工学研究室にて学ぶ
1987年ドイツのランプメーカーOSRAM社へ入社
1989年三菱電機との合弁会社創設に伴い同社へ出向
その間、親会社であるOSRAM社の「光の本質に基づき光で構築する空間照明デザイン」の理念と手法を学び、日本で照明プランやコンサルティングを実践
今までにおよそ1000回、延べ5000名近くの照明をはじめ建築やインテリアの専門家から消費者まで幅広い対象に「光の基礎」や「光の活用手法」などのレクチャー、講演会などを行う
2002年 at light laboratory(エーティー ライト ラボラトリー)を設立
現在、照明プランニングやコンサルティング、レクチャー(個人および企業向け)を中心に活動中
社団法人 照明学会 正会員
社団法人 電気設備学会 正会員