ヒカリノミカタ

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6月23日(日) 開催
高齢者にとっての光を考える



『ヒカリノミカタ』は「光の見方」
私達のまわりにある光環境から光の機能、意味、美しさを読み解き、ちょっと深い光の見方、楽しみ方をお伝えするセミナーです。


 -ライティングイベントで美しい光の景色に心がときめき、感動したとき
 -訪れたお店で、インテリアと調和し程よく光が制御された空間で寛いだ時間を過ごすとき

光の魅力に気づいたという方は多いでしょう。
最近はこのようなきっかけから照明に興味を持たれる方が増えてきています。

そこで、「照明が好き」あるいは「照明に関心がある」という方々に、もっと光の魅力や面白さをお伝えしたいと考え企画したのがこの『ヒカリノミカタ』です。

 -美しい光環境には理由があります
 -心地良い照明環境には根拠があります

セミナーでは様々な事例、例えば
 ・身近にある光を応用したシステム
 ・光が身体や心理に及ぼす影響
 ・光の本質を捉えてデザインされた照明空間
といった事柄をご紹介しながら、光の機能、意味そして美しさを読み解いてゆきます。
こうして皆様の興味がさらに広く、深くなってもっと光が好きになっていただきたい、
そしてゆくゆくは『光の目利き』になっていただけたら・・・
そんな想いを込めてつくった講座です。

『ヒカリノミカタ』は、照明が好きという方や光を楽しみながら生活したいという方のための照明セミナーです。
専門知識は必要ありません。
難しい用語も出て来ません。
美しく心地よい照明環境の秘密を楽しく探りながら、ためになることがあるかもしれない照明セミナーです。
どうぞお気軽にご参加くださいね。


■高齢者にとっての光を考える [6月23日(日)開催]

最近のヒカリノミカタは、施設やイベントなどを訪ねてその場の照明環境や光の有り様を愉しむ会が続いていました。
が、今月はちょっとその趣向を変えて、レクチャーの会にしてみたいと思います。

テーマは、「高齢者にとっての光」。

人間は五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)のうち、視覚に大きく頼って活動する生物です。
情報能力のおよそ9割近くを視覚、つまり「見る」ことによって活動しているのです。

その視覚を働かせるためには光が必要です。
だって、真っ暗なところでは何も見えませんよね。
故に、人が恙無く行動するためには照明環境を適切に整えることがとても大切なのです。

このように『目』と『光』の間には密接な関係があります。
しかし、目の状態はずっと同じではありません。

その理由は目のエイジング。
要は、加齢に伴って現れる変化ですね。
老眼とか、白内障などはよく知られているのではないかと思います。

人間は加齢に伴って視覚機能に変化を生じます。
それは、見づらくなる方向への変化。
衰えと言うこともできるでしょう。

残念なことですが、人間誰しもこの変化に抗うことはできません。

では人は、この視覚機能の変化を受け入れ、年齢を重ねる毎に不自由さを感じながら生きてゆかねばならないのでしょうか。

先述のように、視覚機能は加齢にともない変化するものですが、近年では照明業界における研究がすすみ、加齢による変化に合わせて視覚機能を補助するような製品の開発がされるようになってきました。
また、照明環境の在り方についても考察がすすんできました。

そこで、

・高齢者の視覚の特徴
・加齢に伴う視覚の変化
・高齢者に望ましい照明環境
・高齢者の視覚機能に合わせて開発された照明
・高齢者とサーカディアンリズム
・高齢者の睡眠障害を改善する方策

といった事柄を解説し、これからの光との付き合い方をお話しし共に考えて参りたいと思います。

これは、何方の身にも起こる変化です。
ご両親やご家族のためばかりでなく、ご自身の将来への心構えとしてもお聞きいただければと思います。

なおこのセミナーは、電気設備学会誌の2017年9月号に寄稿し、この度、第30回 電気設備学会賞 学術部門 資料・総説奨励賞を頂いた論文「高齢者にとっての光」をもとに構成いたします。

目の構造や機能など基本的なことから順序を追ってわかりやすく説明してまいりますので、どうか気楽に聞きにいらしてくださいね。

お知り合い、お友達もお誘い合わせのうえ、ふるってご参加くださいませ。



【開催概要】

■日時:2019年6月23日(日) 13:30-15:30

■会場:都内
*場所はお申込みを頂いた方に別途ご案内いたします。

■参加料:¥2500(税込)
*当日お支払いください。

■お申込み方法:
(1) こちらのサイトよりお申し込みください。

申し込む

(2) 申し込み内容確認の自動返信メールが送られます。
(3) その後、集合場所など詳細をご案内するメールをお送りいたします。

■キャンセルについて
キャンセルされる方は、お手数ですが6月22日(土)17:00までにメールにてお知らせください。

LinkIconキャンセルメールはこちらから


■案内人:立川敦子(照明コンサルタント/空間照明デザイナー)
at light laboratory 代表
総合照明講座 光の教室 主宰

工学院大学電気工学科卒業後1987年ドイツのランプメーカーOSRAM社へ入社。
1989年三菱電機との合弁会社創設に伴い同社へ出向。
その間、親会社であるOSRAM社の「光の本質に基づき光で構築する空間照明デザイン」の理念と手法を学び、日本で照明プランやコンサルティングを実践。
今までにおよそ1000回、延べ5000名近くの照明をはじめ建築やインテリアの専門家から消費者まで幅広い対象に「光の基礎」や「光の活用手法」などのレクチャー、講演会などを行う。
2002年 at light laboratory(エーティー ライト ラボラトリー)を設立。
現在、照明プランニングやコンサルティング、レクチャー(個人および企業向け)を中心に活動中。 
社団法人 照明学会 正会員
社団法人 電気設備学会 正会員